当事務所の理念
基本姿勢 (弁護士としての生き方)
私たちの使命
真面目で一生懸命な人や企業を困難な状況から救い出し、正義を実現することが私たちの使命です。私たちは、世の中を生き抜くための強力な力になり、社会を良くしたいと思います。
法の力で正義を実現する
法は正義を実現する武器です。ところが実際は法が不合理で正義に反していることがあります。法律にどのように書かれているか、判例がどうなっているのかだけでなく、憲法や正義の理念から、本来どうあるべきかを考え、法に新たな光を当て、人々や企業を困難な状況から救い出す方法を考え、正義を実現しなければならないと思います。
自由な発想を大切に
とらわれることのない自由な発想を大切にします。「常識」を疑い、「多数意見」に流されません。「常識」や「多数意見」が少数の人々や企業の権利や正当な利益を損なっていることがあります。当たり前の「常識」を疑い、「多数意見」に安易に同調せず、新たな視点から、被害者や少数の人や企業を守ります。
激動の時代を生き抜く力に
激動の時代だと思います。この激動の中で、社会が変わり、法律・社会のルールが変わり、人も変わります。時代を率先して強力に牽引していく人がいて、それに一生懸命ついていこうとする人がいて、他方ついて行けないで困窮する人がいます。それぞれの人がどのように生き抜くべきなのか、どうしたら幸せになれるのか、弁護士による適切な法的アドバイスが必要です。常に世の中がどのように動き、動こうとしているのかを探り、その中で人や企業はどのように生き抜くべきなのかをアドバイスします。世の中の動きが必ずしも正しいとはいえません。時代の流れに安易に乗るのではなく、じっくり冷静な目で何が正しいのかを見極めたいと思います。
弁護士は、人を勇気づける存在でなければならないと思います。人または企業は、突如として一生に一度と言ってもよい窮地に追い込まれることがあります。最も困難な状況にある人と、弁護士として一生懸命闘い、勇気づけ、一緒になって悩み、ともに歩みたいと思います。
少数者の権利を守る
弁護士には少数者の権利を擁護する職責があります。誰でも少数者になり得ます。少数者の権利は他人事ではありません。社会の多数派だと思っていた人が、ある日突然、自分が社会の少数者になっていることに気づくことがあります。
何でもできる弁護士を目指す(専門分野に特化しない)
弁護士の専門分化が当たり前のように言われることが多いですが、私たちはあらゆる分野に対応できる弁護士を目指します。
人々や企業を、日々起きる紛争や困難から救い出すことが私たちの使命です。全体を知らず特化した分野に通暁するだけでは救い出せないことが少なくありません。社会が複雑化している今日、一つの案件に様々な問題が絡み、様々な法律が関係していることが多く、弁護士には特定の専門分野に限らず全体を見渡す広い視点が必要です。
弁護士はどのような法的な問題が起きたときでも応えられなければならないと思います。トラブルはいつどこで起きるか分からず、緊急対応が必要となることも多いです。幅広くいつ何時でも何に対しても対応できるように努力しています。
様々な人や企業と出会って力になる喜び
真面目で一生懸命な人や企業と出会いその力になれるのが喜びです。私たちは様々な人や企業の多彩な活動を支援します。それによって、様々な人々や企業が活動する社会全体を見渡すことができ、相手の立場をも理解し、よりよい解決をすることができると思います。
社会の駆け込み寺
残念ながら、世の中は、理不尽なこと、正義に反することが少なくありません。理不尽や不正義が横行し、その中で耐えている人や企業が、救済されなければならないのに、声を上げることができず、解決されないまま放置されていることがあります。
見捨てられ救済されなかった案件を、常識や多数意見にとらわれることなく、諦めることなく、新しい視点で、工夫しながら、解決するよう努力します。新しい課題であるからこそ逃げずに取り組み、多くの人や企業を救い出したいと思います。私たちの法律事務所は、駆け込み寺として期待されることが少なくありません。
紛争にどのように取り組むか
徹底的に闘う
不正義な妥協(和解)をすべきではなく徹底的に闘わなければならないことがあります。筋を通し、正義を貫くことは大切なことです。正義を貫くことは、良い解決に結びつくだけでなく、今後同様の被害を受ける人がなくなるよう社会を良くすることにもつながります。筋を曲げた安易な和解をしたことにより、きちんと筋を通すべきだったと後で後悔するかもしれません。
相手の立場や考え方を理解する
徹底的に闘うというのは、一方的に相手を追い詰めればよいのではありません。相手の立場を理解することが大切です。
法律は、そして弁護士は、紛争を拡大させて人々を不必要に争わせる存在であってはなりません。様々な利益が交錯する中で、自分の側に言い分があるだけでなく、相手にも言い分があります。自分の立場を守るために相手の立場を理解するという視点が大切です。依頼者の真の利益を守るためにこそ、相互の利益や立場を上手に調整していくのが弁護士の大切な役割です。誤解に基づき、あるいは相互理解に必要なわずかの工夫や努力がないために、無用な紛争が多数起きているのを見てきました。常に最善の解決を目指したいと思います。
裁判に力を入れる
私たちは裁判に非常に力を入れてきました。大きな裁判が多く、証人尋問の回数が多いのが特徴です。裁判こそは、究極の強力な正義による紛争解決の方法であり、何が真実なのか、何が正しく何が間違っているのかをはっきりさせることができると思います。
昨今弁護士にとって裁判は時間と労力の負担が大きいため、回避する傾向が強くなっています。法律やルールが守られず、嘘がまかり通り、紛争になっても曖昧な解決で終わっているだけでは、社会は良くなりません。曖昧で妥協的な解決では、何が正しかったのかが明らかにならないだけでなく、十分な被害回復もできません。裁判をすることによって、しっかりと社会の正義を明らかにしてくことが大切です。
和解をする
弁護士の役割は、相手と闘うことだけではありません。和解を仲介するのも大切な役割です。紛争の多くは、弁護士が、両者の間に入って、誤解、思い込み、不安、恐怖を解消させることによって、紛争にならないようにすることができます。それがなされないで、無駄な不幸な紛争が起き、拡大している事例は枚挙にいとまがありません。
自分の立場や考え方を固定しない
自分の考え方や立場を固定しない柔軟な思考が必要です。
例えば、労働事件の労働側と企業側の対立、医療事件の患者側と医療側の対立、行政事件で行政側と住民側の対立等の紛争は、しばしば社会の立場の違い(対立)の中で現れ、弁護士はどちらかの立場を選択して固定し、一方だけの代理人になることが増えてきました。
しかし、私たちは、立場や思考を固定せず、できるだけ偏見を持つことなく、社会の対立する立場や集団の一方だけを選択しないように努めてきました。一方の立場が常に正しいとは限らず、相手にも何らかの正義があるかもしれません。具体的な問題の中で、紛争ごとに何が正義であるかを考える必要があります。また、相手の立場を知ることにより、自分の考えを正す機会を得ることができ、より良い解決に導くことができることがあります。
相手を理解する
多くの紛争の原因が相手に対する無知や恐怖心や意地であるといえます。相手のことを知らず、恐怖を抱くことによって、ときには意地を張ることによって、紛争にならなくてもよいことが、大きな紛争になってしまうのです。大きな紛争になって、苦労して解決した後、それが無知や恐怖心や意地によって始まったことすら気づかないことがあります。世の中の紛争の多くは、避けることができた紛争なのです。
無知に対しては正しい情報を提供し、恐怖心に対しては恐怖の原因である誤解を解き勇気づけ、意地に対しては冷静になれるような視点を提供して支援します。無意味な紛争が起きないようにすることが大切です。
早い段階から適切な対応を
対応を間違えることによって些細な過ちが大きな紛争になってしまったという場面を多数見てきました。
早い段階で適切な対応をすることによって多くの紛争を避け、あるいは少なくとも紛争を大きくしないことができます。早い段階でご相談頂ければ、様々な角度から分析して、対応方法を考え、シミュレーションを行い、最善の対策を提案し、指導します。
現場主義、緊急対応
緊急対応/夜、休日も対応
あたかも、医師の救命救急医療のように、緊急に対応しなければならないときがあります。現場でもめているのを仲裁して救出しなければならないことや、刑事事件が発生したとき連絡があって直ちに現場に駆けつけなければならないこと、直ちに面談して方針を決めて各方面に指示を行わなければならないこと、実際に動き出さなければならないことがあります。早く動くことによって形勢を逆転できる場合は少なくありません。早く解決することによって紛争の発生及び拡大を防止することができる場合もあります。このような理由から、私たちは初回面談またはテレビ電話会議をなるべく早く設定します。
災難は夜や休日にやってくるものです。案件に応じてご相談いただければ、夜、休日であっても対応できます。
現場へ行き、
自分の目で確かめる
現場に行くことが大切です。現場に立って周囲を見渡し、自分の目で見、耳で聞き、手で触れ、人に会い、生の事実を感じ取ることによって、机上で考えているだけでは気が付かない新たな真実を発見することができます。証人尋問の重要なヒントに気づくこともあります。現場に駆けつけてその場で紛争を解決できることもあります。
全国対応
日本全国に出かけ、様々な人に出会い、これまで知らなかった新たな世界の仕事をすることが喜びです。
日本全国の人々や企業を助けたいと思います。日本全国から見れば特殊な東京の案件だけを扱っていると、この国がどのような問題を抱え、人々がどのように暮らしているのかを正しく理解できなくなります。
今日では、面と向かって話をしているかのような質の高い電子機器が現れ、日本全国の依頼者との間で打ち合わせをすることが容易になりました。
遠方の方、忙しい方、体が悪い方は、直接の面談だけではなくテレビ電話による相談、打ち合わせが便利です。迅速に打ち合わせをすることができます。対面の方が信頼関係を築きやすいと思いますが、Teams、FaceTime、Skype、Zoom その他適宜の方法により、対面しているかのような感覚で、迅速に打ち合わせを行うことができます。
緊急の場合、打ち合わせの時間がないときは、これらのテレビ電話会議で迅速に打ち合わせをすることができ、強力なツールになります。